
サステナブル建築とは、持続可能な建築物、もしくは建築に関する考え方のことです。サステナブルいう言葉は、「維持できる」「持続できる」という意味で、サステナブル建築とは、地球環境や人への負荷を極力抑え、長寿命化によって、環境をできるだけ維持し続けることを考えて計画・建築されたものを意味します。住宅を一軒建てるには、大量の資源が使われますが、それに伴い多くのエネルギーも消費しています。さらに、住宅で生活する間にも、冷暖房や給湯・照明などによって二酸化炭素(CO2)が発生し、多くのエネルギーを消費します。こういったエネルギー消費を抑え、住宅を長持ちさせることで、少しでも環境に対する負荷を減らそうという考え方が、重要視されるようになってきました。建築物のほか、建築用工具や資材開発などにも応用されるようになってきました。環境を維持するためには、建築物の耐久性だけでなく、省資源・リサイクル・省エネルギーなど、多方面からのアプローチも必要になります。そして、建築物を長期間維持するためのメンテナンスについても様々な工夫が必要となってきています。
私共では、CO2排出量マイナス6%を達成するための省エネルギー対策として、耐震性・気密性・断熱性・遮熱性を高めて省エネルギー効果を発揮し、熱効率の良い高効率住宅の標準化を目指していきます。お客様の周囲の環境保全、人の健康にも配慮した設備の導入や建築を企画立案し、省エネルギー住宅として「高効率性能住宅」の普及を促進していきます。
※サステナビリティ(Sustainability)とは、持続性、もしくは持続可能性という意味です。1987年、国連の環境と開発に関する世界委員会「WCED」のブルトラン委員長がまとめた報告書、我ら共有の未来(Our Common Future)において持続可能な開発(Sustainability Development)というコンセプトが提唱されました。
地球温暖化防止住宅の提案
地球温暖化が予想以上のスピードで進み「京都議定書」で定めたわが国の温室効果ガスの削減目標が危ぶまれています。日本の削減目標実現の為の「チーム・マイナス6%」が広がっていますが、家庭からのCO2排出量は、この15年間で37%も増加し、家庭部門のCO2排出量の削減が、一層求められています。建物の建設から解体までのCO2排出量のうち約70%が居住時、約30%が生産・建設・廃棄時のものです。「兼六の家」では、お客様のために快適な地球温暖化防止住宅を提案していきます。
※2005年度(平成17年度)の温室効果ガス排出量速報値について
住宅からのCO2排出量削減への取り組み(地球温暖化防止)
住宅のLCA(ライフサイクルにおける環境負荷分析)では、標準的な家庭では30年間のCO2の排出量は、居住時が70%を占めることがわかりました。「兼六の家」では、住宅性能を高めることで冷暖房効率を高めて、エネルギー消費の削減と快適な住環境の提案を実現し、お客様と共に省エネルギーと環境負荷の低減に取り組んでいきます。
木材資源の有効活用(国産材利用)
「環境共生」事業活動で排出するCO2の削減を推進し、お客様のライフスタイルや社会のニーズに合った環境配慮型住宅をご提供して、国産材を積極的に活用していきます。国産の杉・檜の無垢材・欧州赤松集成材(森林認証材)等を住宅部材として積極的に活用し、国産材及び森林認証材の有効活用に取り組んでいきます。主要構造材における森林認証材及び国産材の使用比率を50%以上に高めていきます。国産材を積極的に利用することにより、国内の山林に管理の手が入り、木々が活性化してCO2吸収の促進につながります。
資源の有効利用と廃棄物の削減
建設リサイクル法の基本方針により、解体工事から発生する木くずのリサイクル率を高めていきます。生ゴミ処理機デスポーザの推進を進めることにより環境汚染、地球温暖化の防止を促します。
森林資源の保全と森林認証の活用
森林認証とは、加工・流通過程における適切な管理基準に基づき、第三者機関が審査し、証明する制度です。外材・国産材の構造材においては、森林認証材を主体に活用していきます。
森林認証材を使用することにより森林の違法伐採を防ぐことになるのです。
森林再生への配慮(森林再生に必要なこと)
昭和30年以降、増大する木材需要に応えるため大規模な植林を進めた結果、人工林が全森林の約40%を占めるようになりました。しかしながら、これらの人工林が木材として利用できる樹齢になっているにもかかわらず、輸入材の安定供給力や価格競争力のために国内林業が不振に陥りました。そのため、間伐(※)などの手入れがなされない森林が増えてきています。適切に間伐が行われないと、生い茂った木々の枝葉が光を遮り、森林の中に十分な光が入りません。こうなると、木が細くなる、病害虫に弱くなる、根が細り土や水を保持する力が小さくなるなど、山全体だけでなく、周辺環境まで悪化させます。森林には、雨水を溜め込んだり、土壌の流出や土砂の崩壊を防いだり、多様な生物を養ったりという、「公益的機能」と呼ばれる大切な働きがあります。間伐などによって活力のある森林を造成し、伐り出した木材を住宅などに利用する、そして、また植林し育成する、といった木材利用と森林整備を繰り返し行うことで、森林の経済的価値を高め、公益的機能を持続させることに繋がります。
(※)間伐:成長の過程で、徐々に混みあった森林から、主な木の生育を助けたり、採光を良くするために、適当な間隔で木を伐採すること。造成された森林から産出される国産材を積極的に活用することにより、国内林業の経済的再生と山・森・林に関わる地域社会の活性化をもたらし、森林整備も進んでいきます。同時に、木々が活性化して地球温暖化の原因となっているCO2の吸収も促進されます。
1.次世代省エネルギー仕様標準化を推進
高気密・高断熱・高遮熱・換気システムを推奨します。
2.太陽光発電システムの推奨
CO2を発生させない、瓦一体型の太陽光発電システム、クリーンエネルギーで光熱費を抑制します。
3.高効率給湯器の標準化を推奨
ガス併用住宅では、普通にお湯を使っても約15%の省エネになる「エコジョーズ」、21%の省エネになる「エコウイル」を推奨します。
4.オール電化住宅の推奨
オール電化住宅では、外気から熱を取り入れ電気温水器の約3倍の効率を発揮する「エコキュート」を推奨します。
5.森林資源の有効活用
国産の杉・檜無垢材、欧州赤松集成材(森林認証材)等を住宅部材として積極的に活用し、国産材及び森林認証材の有効活用に取り組んでいきます。
6.遮熱材の仕様を推進
屋根・壁遮熱:夏場に建物が得る熱量の80%は太陽熱を受けた屋根からと言われています。熱を持った屋根・壁などからの輻射熱を遮熱材で覆うことで、約70%の赤外線・輻射熱を断つことができます。
7.植栽計画の推奨
建物全体のデザイン性・自然の風・遮熱性を配慮して快適な緑化プランを立案します。住宅の壁面緑化、屋上緑化、庭の緑化を推進します。