アパート経営について

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税理士 多賀谷優のアパート・マンションを賢く経営するために
相続税
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留意点

以上のように、現金や更地よりもアパート・マンションを建てたほうが相続税の評価額はずっと安くなります。
では、土地を持っている方は何でもアパート・マンションを建てればいいかと言うと、そうとばかりは言えません。そこで、留意すべき点をここで述べてみます。


(1)土地は5分法で

まず、土地を5つに分けて検討することをおすすめします。昔から財産3分法と言い、「不動産と株と現金で」と言われてきました。ここでは、土地を多く所有している方に、「5分法」をおすすめします。
「5分法」をいうのは、土地を次のような5つの種類に分けて所有することです。


居住用 自宅として、家族の住まい
収益用 アパート・マンションなど
土地を所有しているだけでは、固定資産税の負担が大変ですから、収益を生み出す土地がなければやっていけません。収益を生み出すアパート・マンションなどを考えます。
物納用 駐車場、農地など
相続税を納める代わりに土地を物納すれば、譲渡所得税もかからず相続税評価額で税務署は収納してくれます。物納は、建物が建っていない土地であることが条件のため、駐車場や農地などを所有していると有利です。
生きがい用 お店、農地など
お金や土地があっても、その人を必要としているものがないと、人間は寂しいものです。そこで、生きがいとなるお店あるいは、作物を作ることに利用できる土地を残しておきましょう。
たとえ高齢になっても仕事となるものがあれば、生きがいや趣味となったりしますし、生活のリズムもつくれ、健康生活を保つことにもつながります。
検討用 現金化またはそのまま
土地を売って現金にしようか、それともそのままにしておこうかという検討できる土地を残しておきます。
(2)空室のリスクの検討

・空き室が出ないか
アパートやマンションなどの貸家を建てる場合、一番のリスクは空き室の問題です。せっかく高額の借金をして建物を建てても、空き室が出ると、出費ばかりで収入がないため、資金計画が頓挫し、資金がショートしてしまいます。この空室リスクは、計画するときによく検討することが必要です。

(3)留意点のまとめ

1. 建てすぎて物納などの土地がない
土地の5分法で述べたとおり、アパートやマンションなどを建てすぎてしまって、物納用や生きがい用の土地がなくなってしまうことです。有効利用のしすぎにならないように、建てる前によく検討しましょう。

2. 資金繰りが苦しくなってしまう
室リスクの検討で述べたとおり、空室が多くて資金繰りが苦しくなってしまっては税金対策どころではありません。環境をつかみ、そして将来を予測して建てる前にリスクを確認しておかれることをおすすめします。


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